市民の反原発運動をもっと報じてほしい

18年7月4日更新
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2013年10月28日 北海道新聞投稿

10月25日に冷たい雨が降る中、69回目の反原発行動が道庁前で行なわれた。私は5月から都合の良い日に20回ほど参加している。人数は100人前後だが、常連の人や時々見る人、子供連れなど多彩な人が集まっている。

ところで、小泉元首相が、使用済み核廃棄物の処分ができないこと(トイレのないマンション)を最大の理由に、原発をなくすことを言い出している。マスコミも大きなスペースを使ってその主張などを伝えている。しかし、彼が首相だった時には、日本の原発は絶対安全だと言って推進していた。

もちろん、トイレのないマンションの指摘もあった。ところが、福島の原発事故が起こって しまったのに、原発を推進した彼から反省の言葉や謝罪を聞いたことがない。だから、彼の主張には大きな違和感を感じる。

小泉元首相が政治に影響力があり有名人であることなどからマスコミ的には大きな扱いになるのかもしれない。一方で、雨の日も雪の日も、もちろん晴れた日も地道に続けられている毎週金曜日の反原発行動はマスコミからほぼ無視されている。11月1日は70回目になる。是非、節目の時くらいは報じてもいいのではないか。