自衛艦中東派遣中止要請書

19年12月17日更新
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2019年12月17日

防衛大臣 河野太郎様

明るく元気なみんなの小樽をつくる会
代表 鳴海一芳

憲法違反の自衛艦の中東派遣を行なわないこと

貴職におかれましては、日ごろから日本の安全と世界の平和実現のためにご尽力されていることに、心から敬意を表します。

ところで、アメリカのドナルド・トランプ大統領はイラン核合意をー方的に破棄し、自ら中東の危機を増大させているにもかかわらず、イランに圧力をかけるために「有志連合」結成を呼びかけました。

日本は「有志連合」に参加しないと表明しながら、防衛省設置法4条の「調査・研究」を根拠として、自衛艦一隻を中東に派遣する動きを見せています。

いうまでもなく、ホルムズ海峡近辺に艦船を派遣すれば、それが「調査・研究」か「有志連合」かの見分けなどつくはずもなく、イランからすればアメリカと共同した敵対行為に見えるのは明らかです。

貴職は12月13日の記者会見で、「中東派遣に関して、通常必要ない調査・研究の閣議決定をすること」を問われ、「閣議決定についても、行なうかどうかを含め検討しているところであります。与党のみならず国民の皆様に御理解をいただけますようにしっかり説明をしていきたいと思います」と述べています。

各種世論調査を見ても、国民が自衛艦の中東派遣を理解(支持)していないことは明らかです。

私たちはドナルド・トランプの横暴により、世界に戦争の危険をもたらす行為に参加することのないよう、下記のとおり強く要請します。

自衛艦を中東に派遣せず、憲法9条に基づく平和的手段で問題の解決を図ること。

以上